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猿にゆかりのある社寺へ

今年はさる年。「魔が去る」として縁起が良い年だという説もあるのだとか。そこで、猿にゆかりのある社寺を紹介。足を運んで、一年の無事を祈願しませんか。

神様の使いである猿の木像は、本殿にお参りをするとき正面に見えます

地下鉄「太秦天神川」駅から5分ほど歩くと、天神川のほとりに大きなクスノキがある神社が見えてきます。道ひらきの神、人生の道案内の神という「猿田彦大神」を御祭神にまつり、「山ノ内庚申(こうしん)」とも呼ばれている「猿田彦神社」です。

本殿には、神様の使いとされる猿の木像や「見ざる言わざる聞かざる」の三神猿の石像がおさめられています。お参りをして見上げると本殿の建物にも猿の彫刻が。たくさんの猿が見守ってくれているようです。

●右京区山ノ内荒木町3、TEL:075(802)4359。参拝自由

神祭用具である御幣(ごへい)を持つ北側のこま猿は昭和10年に安置されたそう。南側には鈴と扇を持つこま猿が

「新日吉神宮」の本殿前にあるのは、こま犬ならぬ、金網で囲まれた“こま猿”。「金網がある理由は、夜になると猿が動き回るからともいわれています」と宮司の小倉邦男さん。

そしてもうひとつ、猿との関連があるのだとか。境内社の「豊国社」は「樹下(このもと)社」ともいい、御祭神は「猿」と呼ばれていたと伝わる豊臣秀吉。江戸時代、徳川氏によって豊臣秀吉をまつった「豊国廟社」が取り壊されてしまうことになったとき、密かにその御神体が「豊国社」にうつされたのだそう。

●東山区妙法院前側町451─1、TEL:075(561)3769。参拝は午前6時ごろ~午後5時

本堂の三神猿の後ろに下げられているのは、参拝者が奉納した手作りの「くくり猿」

色とりどりの「くくり猿」がつるされている「八坂庚申堂」。願いをかなえようと努力しているのに気が散って集中できない、そんな人の味方になってくれるのがこの「くくり猿」です。これは猿の手足を縛って動けなくした姿を模したもので、猿のように動き回って、落ち着かない人の心を表しています。願いを書いて奉納すれば、心がコントロールできるようになり思いがかなうそうですよ。

御本尊の青面金剛(しょうめんこんごう)の脇侍(本尊の両脇に仕えるもの)のひとつは三神猿。本堂には三神猿の像もあります。

●東山区金園町390、TEL:075(541)2565。参拝は午前9時〜午後5時(行事がある日を除く)

本殿の壁にある猿の神像。建物の格子ごしに、その姿が見えます

住宅街にたたずむ「幸神社」は、平安京の鬼門よけ守護神として造営された神社。「猿田彦大神」を主祭神に、相殿神に「天鈿女命(あめのうずめのみこと)」などがまつられ、縁結びや旅行の安全といった御利益があるといわれています。

お参りをしたら本殿の東側へ。「ここにおさるがいます」と書かれた小さな看板があるところから中をのぞくと、本殿の北東の壁に見えるのは、猿の神像。鬼が出入りするとされているのが鬼門。都に災いが入ってこないように目を光らせていたんですね。

●上京区寺町通今出川上ル一筋目西入ル、TEL:075(231)8774。参拝は午前10時~午後4時

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