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天王山のふもとに、大山崎町の作家が集まります

大山崎町内に住む作家10組が集合! 4月3日(日)、離宮八幡宮で作品展が開かれます。押し花、織物、ガラス工芸など、ジャンルも多彩。直接作家から話を聞くのも楽しみの一つです。すてきな作品を見に出かけてみませんか。

押し花、織物、ガラス工芸品…、桜咲く離宮八幡宮で鑑賞を

「幅広い年齢層の作家が集まります。気軽に足を運んでみてください」と、オオバさん(右)と服部さん

「天王山ふもとに暮らす作家展」を企画したのは、大山崎町商工会女性部。離宮八幡宮の桜が見ごろを迎える春に開催しようと、年明けから動き始めました。

「活躍している作家のことを、もっと住民に知ってほしい」という同会の思いで実現したこの企画。同会の服部幹郎さんは「個別の展覧会や町外のイベントへの出展はあっても、地元の作家さんが集まる催しはこれまでほとんどありませんでした。出展者への注目が集まるきっかけになれば」と話します。

同会が声を掛けていき、版画、陶芸、書道などの作家が集まることに。当日は境内に各作家のブースが並び、作品の展示・販売が行われます。

イベントのポスターは同町内でフリーペーパーを発行している、オオバチエさんが手掛けたとのこと。開催準備にも携わっていて、イベントへの思いもひとしおです。

「今回は10組が出展しますが、ほかにもたくさんの作家さんが町に住んでいます。好評なら来年、再来年と続けていき、より多くの人が参加するイベントにしたいです」(オオバさん)

会場では、一部の作家によるワークショップ(有料・雨天中止)も開かれます。オープニングセレモニーでは琴が演奏されるほか、同会のキャラクター「蘭の妖精 ララン」が登場する一幕もあるとか。イベントを盛り上げてくれそうですね。

作家の顔ぶれはさまざま

砂を吹き付け彫刻する、ガラス工芸品 増田京子さん

増田京子さんはガラス工芸作品を出品。ガラスの表面に砂を吹き付け、模様や文字などを刻む“サンドブラスト”で作られたものです。
「この技法でどんなものが作れるか、いろいろ試してきました。グラスや酒器など、日常的に使える作品も多いんです。サンドブラストのことを知らない人もいるので、魅力を伝えるチャンスになるのではと期待しています」

和風の押し花アートに注目を 西田幸永さん

押し花アートを作っているのは、同会女性部・部長の西田幸永(さちえ)さん。普段は花嫁のブーケなどを押し花にすることが多いといいますが、イベントでは違うテイストの作品も並ぶようです。
「会場に合わせて、和風の作品をそろえようと考えています。たくさんの作家さんと出会えるので、楽しいイベントになると思います。辺りを散策する人や近所の人に、ふらりと立ち寄ってもらえたら」

織り機でコースター作りを体験できます 河野淳子さん

「草木染のストールは私の作品、浮世絵は主人がつづれ織りで作ったものです」。河野淳子さんは、夫婦で作品を制作しています。
「当日は織り機を持ち込み、ワークショップも開催。コースター作りを体験してもらえます。作品に興味を持ってもらう機会になればうれしいですね」
手作業で仕上げた織物や、春らしい色合いのストールなどを出展予定です。

    天王山ふもとに暮らす作家展
    日時4月3日(日)午前10時~午後4時 ※入場無料
    場所離宮八幡宮(大山崎町大山崎西谷21-1、JR「山崎」駅から徒歩1分)
    問い合わせ大山崎町商工会女性部=TEL:075(956)4600

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