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みこしが巡る地元の祭りへ

祭神を乗せたみこしが巡行する祭りへ。華やかさ、勇ましさを間近で感じてみませんか。

「武者行列」「鼓笛隊」も練り歩きます 藤森神社

みこしは江戸時代に氏子たちによりつくられました

5日間にわたる藤森神社の「藤森祭」。最終日の5月5日(祝・木)に「神幸祭」が行われます。
午前9時、同神社を後にしたみこし4基は、途中、伏見稲荷大社に立ち寄り、午後6時に戻るまで氏子地区で担がれます。甲冑(かっちゅう)などを身に着けた人々による「武者行列」や、「鼓笛隊」にも注目を。
午後1時からと午後3時からは、境内で「駈馬(かけうま)神事」も。1200年前から伝わる伝統行事で、疾走する馬の上で、逆立ちをするなど、乗り子が技を披露します。

藤森神社

京都市伏見区深草鳥居崎町609(JR「JR藤森」・京阪「墨染」駅から徒歩5分)、
TEL:075(641)1045

三十数台の車を従え、にぎやかに 伏見稲荷大社

氏子地区や地域の人口に御利益があるようにとの願いが込められた祭り

伏見稲荷大社は、全国に約3万社ある稲荷社の総本宮。5月3日(祝・火)の「還幸祭」は、4月17日(日)からの「稲荷祭」を締めくくる祭典です。
お旅所からみこし5基を運ぶのは、装飾が施された車。数百人の氏子が乗る約30台の車も行列に加わります。午後2時に出発したみこしは、まず東寺へ。僧侶がお経を読む儀式「神供(じんく)」の後、五条通や松原通など京都市内の氏子区域を約2時間巡り、同神社へと向かいます。

伏見稲荷大社

京都市伏見区深草薮之内町68(JR「稲荷」駅すぐ、京阪「伏見稲荷」駅から徒歩5分)、
TEL:075(641)7331

2010年に復活、「おんな神輿」は3年前から 金札宮(きんさつぐう)

女性が担ぐ「おんな神輿」のあとに、「おとこ神輿」が。写真撮影は山本正治さん

平和を愛する祭神をまつる金札宮。2010年、50年ぶりに復活を遂げたみこしの行列を見ることができる「神幸祭」が、5月15日(日)に催されます。
明治初めにつくられたとされる「おとこ神輿(みこし)」と、2013年から加わった「おんな神輿」の2基は、午前9時50分に神社をスタート。邪気をはらい、人々の幸せと健康を願う400人近くの担ぎ手によって、板橋小学校や丹波橋通、大手筋商店街を巡ります。同神社到着は午後5時20分予定です。

金札宮

都市伏見区鷹匠町8(京阪「丹波橋」駅から徒歩8分)、
TEL:075(611)9035

担ぎ手は当番制、宇治橋通商店街を巡行 宇治神社

2015年の還幸祭の様子。「わっしょい」とかけ声を出しながら担ぎます

観光客も多く行きかう宇治橋通商店街や宇治橋をみこしが通る「還幸祭」。ウサギを神の使いとし、本殿は国の重要文化財に指定されている宇治神社の例祭で、今年は6月12日(日)に行われます。
5月8日(日)の神幸祭から約1カ月となるこの日、宇治橋通商店街のお旅所からみこしが午後1時に出発、午後4時ごろに同神社に到着します。担ぎ手約150人は、宇治神社の氏子地域の9組が毎年順番に担っていて、担当する組によって商店街や橋以外のコース、衣装などは変わるそう。

宇治神社

宇治市宇治山田1(京阪「宇治」駅から徒歩5分)、
TEL:0774(21)3041

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