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伝統文化を楽しめる催し

古くから続く芸能・芸術に触れられる京都。今月もさまざまな催しが、各所で行われています。その中から、予備知識がなくても楽しめそうなイベントをピックアップしました。伝統文化の奥深い世界を垣間見に、出掛けませんか。
①実施日時 ②会場(住所・アクセス)③料金 ④問い合わせ先

裃を着た子どもたちが歌舞伎を披露

京都市東部文化会館

立ち回りだけではなく、衣装にもこだわります

山科の歴史を若い世代に伝えていくための取り組み「山科こども歌舞伎」。12月14日(水)には、大石神社(山科区)が祭る武士・大石内蔵助(くらのすけ)の人生を題材にした「仮名手本(かなでほん)忠臣蔵」が京都市東部文化会館で上演されます。出演は、本格的な化粧で裃(かみしも)を身に着けた小学生と園児。初めは、園児が「口上」と江戸城松の間での「刃傷の場」を、次に小学生が「討ち入りの場」を演じます。見せ場は、主君の恨みを晴らすために屋敷に討ち入るシーン。子どもたちのりりしい姿に注目です。

12月14日(水)午後1時~(1時間程度)
京都市東部文化会館 ホール(山科区椥辻西浦町1-8、地下鉄「椥辻」駅から徒歩約8分)
無料(550席限定・先着順)
山科こども歌舞伎実行委員会(大石神社)=TEL:075(581)5645

みやびやかな舞にうっとりしそう

京都伝統産業ふれあい館

イベントは月に1度実施。写真は10月に宮川町のとし純さんが舞を披露した様子。花かんざしや着物など、身に着けている伝統工芸品の紹介も行われます

祇園甲部の舞妓(まいこ)・佳つ花さんが、優雅な舞を披露します。会場は「京都伝統産業ふれあい館」。見どころは日本舞踊のしなやかな動きと、歌詞にちなんだ振り付け。1日3回、異なる唄で舞うとのことなので、それぞれの違いを楽しんでみては。
舞の後は、佳つ花さんの話が聞ける時間も。花街の基本的な知識や舞妓の一日についても教えてくれますよ。

12月18日(日)第1部:午後2時~、第2部:午後2時30分~、第3部:午後3時~
京都伝統産業ふれあい館(左京区岡崎成勝寺町9-1 京都市勧業館みやこめっせ地下1階、市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」停下車すぐ )
無料
京都伝統産業ふれあい館=TEL:075(762)2670

参加者の生け花作品が街を彩ります

元・立誠小学校

作品は持ち帰ることができます。花ばさみやカメラの持参も可

「京都木屋町花いけ部」は、元・立誠小学校で毎月実施されている生け花のワークショップです。用意された中から好きな花を選び、自由に生けられます。子どもも参加OK。今月は、コーラの缶を花器にして、クリスマスらしい作品を仕上げるとか。
完成後は、高瀬川近辺の木屋町通に並べ、撮影や観賞を楽しみます。

12月17日(土)午前10時~正午 ※参加希望者は5日前までに電話で申し込みを
元・立誠小学校保健室(中京区木屋町通蛸薬師下ル、阪急「河原町」駅から徒歩約3分)
材料費として1000円
高瀬川会議代表・西村さん=TEL:090(5964)4701

“冬”がテーマの和楽器の演奏会

京都府立文化芸術会館

前回の様子。各楽器のソロ、アンサンブル演奏あり

「和楽器になじみのない人にも聞いてほしい」。そんな思いも込められた演奏会が、「京都府立文化芸術会館」で開かれる「邦楽を楽しむ会」です。初めての人も親しみやすいように、演奏の前後に解説も付きますよ。
今回のテーマは“冬”。曲目は、「雪ものがたり」「雪しまき」など全5曲です。生田流の流れをくむ箏(こと)の調べや、三味線、尺八の趣ある音色に耳を傾けて。

12月14日(水)午後7時~(30分前開場、上演は1時間30分程度)
京都府立文化芸術会館・3階和室(上京区河原町通広小路下ル、市バス「府立医大病院前」停下車すぐ)
大人1000円、高校生以下500円
京都三曲協会=TEL:075(841)3099(月、水、金の午前中のみ対応可)

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