ホーム > > 特集:子育て・子ども > パパと子どもが、作って笑って楽しむ時間

パパと子どもが、作って笑って楽しむ時間

イベントの主役は、子どもとお父さん。西京区・川岡東児童館の「パパと遊ぼう」は、地域の父親と子どものために新しく始まった催しです。もちろん、母親も参加できますよ。

毎回、テーマが変わる「パパと遊ぼう」シリーズ。工作や、体を使う遊びが企画されています。

館長の田中由紀子さんは、「児童館の子育て支援というと、母親に対するサポートが中心になりがちです。親子対象のイベントを開催しても、父親の参加はごくわずか。〝パパ〟をイベント名につけることで、父親の参加が促されればと思っています」。

パパたちはほとんどが初参加

  • この日使ったカプラは1万個! お母さんは留守番でお父さんと子どもだけで来たという家族や、一家全員で楽しむ家族も

  • 原達矢さんと悠一瀧(ゆういちろう)くん、考枝(たかえ)さん。考枝さんは児童館のスタッフでもあります

  • 二つの塔を組み立てる濱本大輔さんと浬来くん

7月の終わりに実施された第1回の会場は、児童館の隣にある京都市立川岡東小学校の体育館。父親と子どもだけではなく母親を含め、約50人が集合していました。

今回のテーマは「カプラ®であそぼう」。積み重ねるだけで、建物や乗り物などいろいろな形が作れる木製ブロック「カプラ®」を使って遊びました。

カプラ関西インストラクターの水谷真理子さんから取り扱い方や積み上げるときのコツなどの説明を受けた後、自由に遊ぶ時間に。

身長を超えるほどの高さに積み上げ、「おー!」とうれしそうな顔をしているのは濱本大輔さん。娘の芽依ちゃん(6歳)と息子の浬来(りく)くん(4歳)も負けじとどんどん積み上げています。

陸橋やタワーを作っていた原達矢さんは、「他のお父さんや子どもたちと交流できるのもいいですね」と話します。一緒に組み立てている男の子が息子かと思いきや、「いえ、うちの子はまだ2歳なので、見ているだけで作ってはいません(笑)」とのこと。

それぞれの作品と並行して、1本の線路を協力して仕上げていく参加者。作品を囲むように完成させると、大きな〝街〟が出来上がりました。

また、ステージ上でも参加者が分担して長さ3.6m、高さ1.2mほどの作品「ナイアガラ」を制作。出来上がったら、今度は一斉に壊します! カラカラカラと軽やかな音を立てて崩れていきました。壊すこともカプラのだいご味だそうですよ。

ほとんどのお父さんは児童館の行事に初めて参加したそうで「楽しかったです」とコメントをしてくれました。

地域のつながりを期待して

左から川岡東児童館の冨田梓さん、原考枝さん、田中由紀子さん、小林瑞葵(みずき)さん

当日の体育館には、主催の川岡東児童館のスタッフをはじめ、川岡東学区の社会福祉協議会や民生委員のボランティアの姿も。

田中さんは、「企画を通して、父親同士、わが子以外の子ども、地域の人とも顔見知りになることで、〝つながり〟が生まれることも期待しています」と話します。「遊びは、きっかけのようなものです」

川岡東学区以外の地域からも参加可能。「いろいろな人とのつながりが、子育てをもっと楽しくしてくれるはずです。気軽に遊びに来てください」

第2回 10月7日(土)午前10時~正午 作って遊ぼう トントン相撲
第3回 11月18日(土)午前10時~正午 木のおもちゃ作り
第4回 2018年2月24日(土)午前10時~正午 作って遊ぼう トイレットペーパー粘土
対象 乳幼児~小学2年生の子どもとその保護者
定員 各回申し込み先着50組
参加費 無料
記念品 参加親子の写真を加工した缶バッジのキーホルダー

会場・申し込み・問い合わせは川岡東児童館(京都市西京区下津林東大般若町44)=TEL:075(382)1181=へ

このページのトップへ