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ママやプレママ同士のおしゃべりで、一息ついて

象のイラストが描かれたのれんをくぐり、玄関を入ると笑い声が聞こえてきます。こちらは9月1日にオープンした「子育てホッとスペース ぱおぱお」(伏見区紺屋町173)。取材時は8組の親子連れでにぎわっていましたよ。

同じ経験をしているママたちのために

中川真由美さん。「ノンカフェインのおいしい紅茶もありますよ」

同じくらいの月齢の子どもがいる母親同士、自然に会話も生まれます

「こんにちは!」と迎えてくれたのは、「子育てホッとスペース ぱおぱお」の運営に携わる中川真由美さん。自身も3人の子どもを育てる保育士です。このスペースを開いた背景には、自身の経験が関わっていると話します。

「初めての産休に入ったとき、毎日が退屈で不安で…。大阪出身ということと、8カ月まで仕事をしていたこともあり、地域のママ友もいないし、近所付き合いもない。知り合いたくても機会もありませんでした。出産してからも、赤ちゃんを連れて行ける場所の少なさに気付いたんです」

そんな状況を変えてくれたのが、「大手筋地域子育てステーション ぱおぱおの家」でした。 「約6年前に閉鎖されたのですが、私はここでたくさんのママ友ができたし、皆と話すことでスッキリしたんです」

多くの発見ができるこんな場所を自分と同じような毎日を送っている後輩ママやプレママのために、とできたのが「子育てホッとスペース ぱおぱお」です。

取材時の利用者・古野智子さんは、「オープンのイベントに参加しました。すてきだったので、今日は友達を誘って来ました」。東谷尚子さんは「上の子が幼稚園に通っているので、この子はその送り迎えや行事のときに一緒に出掛けるくらい。こちらで友達ができるといいなと思っています」と、もうすぐ2歳になる次女と訪れていました。

毎週月曜日は「ママの日」、火曜日は「プレママの日」として午前10時から午後3時まで開放。利用料を払えば出入り自由で、飲食物の持ち込みもOKです。子育てに役立つイベントも開催されています。

絵本を読んでもらったり、木のおもちゃで遊んだりできるので、子どもたちも楽しそう

子どもたちが″自然の素材″に触れられるように

かわいいのれんと看板が入り口の目印です

オープンにあたっては、物件のリノベーションからスタートしました。こだわったのが、しっくいや京都府内産の杉材といった素材を利用すること。子どもたちが自然の素材でつくられたものに触れられるようにとの思いがあるのだとか。

「お母さんが笑顔になれば、子どもも笑顔になれます。ここが、そんな時間を過ごせる居場所になればと思います。おしゃべりをするだけでも気分が明るくなりますし、出産や子育てについての“あるある”で盛り上がることも多いんですよ」

利用方法などの問い合わせは中川さん=TEL:090(3729)1440またはMail:pao2kyoto@gmail.com=へ。

「子育てホッとスペースぱおぱお」

オープン日
「ママの日」毎週月曜日
「プレママの日」毎週火曜日
いずれも午前10時~午後3時
利用料500円(セルフサービスの1ドリンク付き)

イベント情報の一例
セミナー「管理栄養士さんに聞く食事の話」 10月19日(木) 「なに食べる? ママと子どものおいしいごはん」
午前10時~正午、午後1時〜3時
参加費(午前・午後の各回)/大人1人500円(子ども連れでの参加OK)
※予約優先。詳細は問い合わせを
「子育てママのキラッと輝く秋マルシェ」 日時/10月20日(金)午前10時〜午後4時
参加費/入場無料
内容/体に優しいスイーツや紅茶、アクセサリー、布製品などを扱う8店が参加

※それぞれのイベントについて、詳しくはホームページ(https://pao2kyoto.com)に情報あり

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