もうすぐ桜の季節。今回は、祭りやコンサートなどのイベントも楽しめる桜スポットを4カ所紹介します。友達や家族と足を運んで、春を満喫しませんか。
早咲きから遅咲きまでさまざまな桜があるため、見ごろの桜も日ごとに変わります
「桜散歩」では、植物園ならではの珍しい桜を観賞
約130種の桜を一般公開する京都府立植物園。日没後、園内の約250本の桜がライトアップされたり、園内を歩きながら職員が見ごろの桜を紹介してくれる「桜散歩」が実施されたり。いつもとは違う楽しみ方ができそうですね。花びらが何百枚もある「兼六園菊桜」や黄色の花が咲く「鬱金(ウコン)」など、珍しい桜も見ることができるかもしれませんよ。
満開の桜並木の下を歩く来場者。昨年は、約1万2000人が訪れたとか
4月初めになると、桂駐屯地内の約400メートルに及ぶ道路沿いに桜が一斉に咲き誇ります。
4月7日(土)・8日(日)には、桜並木を一般公開。50以上の飲食・グッズの売店、音楽隊の演奏、「京都サンガF・C・」のコーチによる子ども向けサッカー教室(8日のみの予定、雨天中止)などの企画が用意されます。普段なかなか見ることができない自衛隊装備品の展示もあり。
「魁」の花は、白に近い淡いピンク色。例年、3月中旬~下旬に開花します
拝殿で、桜の木々を背景に演奏が行われます
平野神社は、平安時代からの桜の名所。現在は約60種400本の桜の木があり、早咲きの「魁(さきがけ)」をはじめ、「平野妹背(ひらのいもせ)」「突羽根(つくばね)」といった希少な品種を観賞できます。
桜が境内を彩るころに催されるのが、クラシックを中心とした「桜コンサート」。春の風情を感じながら、フルート、ハープなどの音色に耳を傾けて。
花をめでながら抹茶と和菓子を味わえるお茶席
墨染寺といえば、地名の由来になったという「墨染桜」が有名。「薄墨色」と呼ばれる色をした小ぶりな花が特長です。境内にはほかにも複数の桜の木があり、3月下旬から花を咲かせます。
毎年、お茶席が登場する「墨染さくらまつり」は多くの人でにぎわいます。吹奏楽や大正琴の演奏、雅楽の舞なども披露されます。近くにある欣浄(ごんじょう)寺では、「墨染さくらまつり」の一環で、この日だけ本尊の伏見大仏の特別拝観が行われます。高さ約5・3メートルの木造の仏像を目の前で見ることができます。