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約6畳の部屋から、短編アニメの魅力を発信

4月、五条に新たなアートスペースがオープンしました。そこは、短編アニメーションが鑑賞できるスポット。さまざまな作家が手掛けた、個性豊かな映像に出合えますよ。

ユニークなキャラクターに笑ったり、美しい映像に癒やされたり。最短で2分程度、長くても10分以下にまとめられたアニメーションの世界に、グンと引き込まれます。

河原町五条の南側、鴨川と高瀬川に挟まれたエリアに立つ「五条モール」の一室にあるのが、「Gojo Short Animation Gallery」。6畳ほどの空間で、短編アニメーションを鑑賞できます。

オーナーの毛利信之さんによると、「三つのモニターで、それぞれ異なる作品を上映しています」とのこと。

入り口近くにはタブレット端末を用意。中央の壁には、32インチのモニターが設置されています。そして、奥にはもう一つ、23インチのモニターがありました。

32インチのモニターで記者が見たのは、キャラクターが登場するコメディー作品。主人公の〝トースト〟や、その恋人〝卵ちゃん〟が繰り広げる愉快な日常に、思わずクスリ。時間は2分ほどでしたが、〝トースト〟に愛着が湧きました。

そのほか、ストーリーはなく、図形が伸びたり、縮んだりと、映像美に特化したアニメーションも。生と死をテーマにした作品からは、哲学が感じられます。

11月初旬までは、ロンドンの美術大学の学生の作品など13本を上映中。

「上映作品は約3カ月でリニューアル。プロもアマチュアも関係なく、いいと思った作品を選んでいます」

  • 〝トースト〟が登場するアニメーションを見る来場者。ヘッドホンを着けて鑑賞します

  • 東京から観光に来た千葉さん夫婦が見ていたのは、タブレット端末で再生されていたアニメ。映像作家・奥下和彦さんの作品です

才能ある作家を多くの人に紹介するために

「短編アニメは、なじみがないという人も多いかもしれません」と話す毛利さん。

「ですが、長編アニメの制作者と比べても引けを取らないくらい、素晴らしい才能を持った作家さんが大勢います。以前から、そのことをたくさんの人に伝えたいと思っていました」

そんな短編アニメーションファンの毛利さんが出会ったのが、アニメーション作家のマネジメントをする谷川千央(ちひろ)さん。意気投合し、2人でこのスペースをオープンさせたのだとか。

「京都は濃密な文化が根付く土地。こだわりが強い短編アニメの世界観を紹介する場にふさわしい場所だと考えています」

「Gojo Short Animation Gallery」(下京区早尾町313-3 五条モール202号室、京阪「清水五条」駅から徒歩約8分)の問い合わせは毛利さん=4090(1115)6825=へ。午後1時~7時、火・水・木曜休。入場料は募金制。最新の上映作品などはフェイスブック(https://www.facebook.com/Gojo.Animation/)で紹介。

  • 「短い時間で鑑賞できるのも短編アニメの良さ。ファンでなくても、まずは気軽に見てもらえたら」(毛利さん)

  • 飲食店や雑貨店などが集まる「五条モール」。こちらの2階に「Gojo Short Animation Gallery」があります

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