ホーム > > 特集:おでかけ > 町の壁画コレクション

町の壁画コレクション

町中や文化施設など、京都のいろいろな場所で目にする壁画。今回は、誰でも自由に見られる、四つのスポットの壁画を紹介します。モチーフやデザインに込められた思いなどを知れば、作品の奥深さを感じられそう。

祇園会館

軽やかに踊る、出雲の阿国がモチーフです

1958年、祇園会館創建時に完成したタイル壁画です

かつては映画館、現在は劇場などとして、長年親しまれている祇園会館。建物を見上げてみると…、その外壁に絵を発見。「阿国山三(おくにさんざ)」という作品です。
描かれるのは〝歌舞伎の祖〟出雲の阿国、俳優の名古屋山三、そして太鼓の奏者。右端が阿国かと思いきや、こちらは女装をした山三とのこと。扇を持って中央で踊るのが阿国です。文化的な場である、同館ならではの壁画ですね。

‌東山区祇園北側323(市バス「祇園」停すぐ)

ゼスト御池

108匹の色鮮やかなコイは躍動感たっぷり

横約14m、縦約3m。力強いタッチが目を引きます

色鮮やかなコイが一面に。迫力ある光景がゼスト御池で楽しめます。タイトルは「Carp is Dragon in heaven」。作者は、さまざまな壁画を手掛ける木村英輝さんです。
「ゼスト御池に新しい風を吹かせてほしい」というスタッフの思いをくみ、勢いよく天に昇る情景を絵にしたのだとか。全部で108匹、躍動感たっぷりのコイに注目を。

中京区御池通寺町東入ル(地下鉄「京都市役所前」駅すぐ)、午前6時〜翌0時

ロームシアター京都

30m以上にわたって描かれる、東山の稜線

使われているのは〝スタッコ仕上げ〟という技法。自由に通り抜けられる、1階プロムナードにあります

ロームシアター京都で見られるのは、30m以上続く廊下の壁画。山々が連なる東山の情景が描写されています。
こちらは同館を設計・監修した香山壽夫(ひさお)さんがデザインした原画を、左官職人がしっくいを塗って仕上げたもの。落ち着いた色合いで構成された絵は静かな印象。なだらかな稜線(りょうせん)の美しさを感じます。

‌左京区岡崎最勝寺13(市バス「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前」停すぐ)、午前9時〜午後7時 ※催事により異なる場合あり

京都市東部文化会館

陶芸家がイメージした太陽の出る〝東〟が作品に

タイルも陶芸家の河合さんが作りました

でこぼことした表面が特徴。京都市東部文化会館のロビーにも壁画があります。
抽象的なこの作品は、〝日の出る東〟がモチーフに。題名は「ひがしの象形」。陶芸家・河合紀(ただし)さんが京都のにぎわいをイメージして制作したといいます。赤色系のタイルは太陽や日の光、青色系のタイルは空を表現。天空のすがすがしさを表しています。

山科区椥辻西浦町1-8(地下鉄「椥辻」駅から徒歩7分)、午前9時〜午後7時、火休

おでかけ バックナンバー

過去の記事一覧はこちら »

このページのトップへ