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ライフステージを乗り切るため、お金をためる・ふやすには

さまざまなライフステージを乗り切るためには、やはり〝お金〟が重要ですよね。今回は読者アンケートから、「結婚」「住宅購入」「子どもの教育」にかかったお金と、「老後」のために想定しているお金について平均額を算出。ファイナンシャルプランナーによる解説とともに紹介します。
※アンケート有効回答数358人

【独身期】●就職●結婚資金(結婚式、披露宴、指輪、新居の準備)平均436万円「足りない分は親に援助してもらった」(読者SKさん)●結婚【育児期】●出産●住宅購入●住宅購入資金(物件価格と諸費用)平均3287万円「住宅ローンは金利の低い銀行で借り換えをした」(読者NMさん)【子どもの教育期】●教育資金(保育所・幼稚園から大学まで)平均970万円「子どもが生まれたときから、学資保険と定期預金を活用していた」(読者TKさん)●子どもの独立【老後】●リタイア●老後資金(想定額)平均1386万円「日々節約しつつ、できるだけ長く働くつもり」(読者KKさん)
教えてくれたのは

八束和音さん

関西を中心に活動するファイナンシャルプランナー。「かけいぼ診断」の執筆を20年にわたって担当。

価値観や生活スタイルが違えば、必要な金額もそれぞれ

「ライフステージごとに必要なお金は、価値観や生活スタイルなどにより違ってきます」とファイナンシャルプランナーの八束和音さん。「結婚」「住宅購入」「教育」「老後」にかかるお金として考えておくべきこととは?

「結婚」の費用は、セレモニーや結婚指輪のほか、新生活のためのお金も想定を。

「『挙式や披露宴を豪華にするより住まいや家具にお金をかけたい』との考えも。新生活のスタートラインですから、お互いの考えを話し合う機会にもなります」

「住宅購入」には、「建物と土地を合わせた物件価格に加え、不動産取得税などの税金、売買契約に関連する費用、保証料や火災保険料などローン契約の際にかかる費用といった諸費用が必要」とのこと。「諸費用は新築で物件価格の3~7%、中古住宅では6~10%が目安。このほか、家具や家電製品などの購入費用の準備もいります」

続いて「教育費」。「子どもが高校まで公立なら、私立とは違い授業料や学校教育費を特別には捻出していない場合が多いでしょう。しかし、大学進学のためには、受験勉強の塾代をはじめ平均30万~40万円といわれる受験料、受験にかかる交通費なども必要。入学金や授業料、入学後の教材費のほか、留学や資格取得の費用なども考えられます」

仕事をリタイアした「老後」。「生活費、それからリフォームや家族に関するライフイベントにかかる費用が見込まれます。それらの費用に対して公的年金では足りない分が、老後までに準備しておきたいお金。今の生活をベースに考えますが、住宅ローンの完済、保険の払い込み完了などの影響で支出が縮小する部分もあります」

必要になる時期から逆算 日ごろから準備を心がけて

そもそも、〝ためる〟とは、一般的な貯蓄のこと。対して〝ふやす〟はお金を運用して利益を得ることで、株式・投資信託や「NISA(ニーサ)」(※1)、「つみたてNISA」(※2)を活用した投資もその一つです。

「低金利の現代では、学資保険も〝ためる〟手段に。また、『つみたてNISA』は、長期間でコツコツと〝ふやす〟のが目的。『iDeCo(イデコ)』(※3)は、運用商品によってタイプが分かれます。元本確保の定期預金や保険は〝ためる〟、値動きのある投資信託は〝ふやす〟になりますね」(八束さん)

ライフステージごとに必要なお金は、家庭によってそれぞれ。

「ですが、すぐには用意できない金額の場合がほとんどという点は共通。必要になる時期から逆算し、日ごろからお金の準備を心がけておくことが大切です」

2面では「住宅購入」「教育」「老後」について、読者の悩みに八束さんがアドバイスしてくれます。※1・※2・※3については2面を参照。

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