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支援や配慮を必要とする人のためのマーク

車いすのイラストが描かれたマークが、建物やトイレなどに貼られているのを見たことはありませんか。誰もが気持ちよく暮らせるようにとの思いから、さまざまなマークが行政や団体によって作成されています。今回紹介するのは、その一部。あなたはその意味、知っていますか。

誤解をとくために生まれたマークも

こちらで紹介している二つのマーク。「見たことはあるが、意味は分からない」「あることも知らない。気が付いていなかった」という人もいるのでは。これらは、配慮や援助を必要とする人のためのマークです。

多くは障がいや、さまざまな事情への誤解を解き、理解を促すために考えられたマーク。まずは、どんなものがあるのか知ることから始めてみませんか。マークを見かけたときにどのように行動すれば良いのかも含めて、各関係団体に話を聞きました。

ヘルプマーク

このマークの対象者は幅広く、義足や人工関節を使う人、妊娠初期の人、内部障がいや精神障がいのある人など。主に外見からは分からない病気や症状を抱える人が携帯します。一見しただけでは健常者と思われるので、「若いのに優先座席に座っている」などと非難されないように、東京都が考案しました。事情を詳しく知られたくない人も使いやすく、配慮や援助が必要なことを示せます。現在では41都道府県で採用。京都府では各市町村などの窓口で無料で本人・代理人に手渡されます。裏面には周囲の人に〝お願いしたい〟対応なども書けます。

バスや電車内でこのマークを持つ人がいたら 「立ち続けるのがしんどい人、時間帯で体調に波がある人など事情はそれぞれ異なります。まずは『席を代わりましょうか』と声を掛けていただければ」と、京都府健康福祉部障害者支援課の担当者。

「『お困りのことはないですか』などと、その場でできる援助を尋ねてもらうのも良いと思います」

子ども車いすマーク

心身障がい児などが利用する〝子ども車いす(福祉バギー・小児用介助型車いす)〟は、それぞれの体や特性に合わせたもの。ベビーカーと誤認されないように、このマークが作られました。昇降リフトなど車いすが受けられるサービスを拒否されたり、「大きな子どもをベビーカーに乗せるなんて非常識」と言われたり。心苦しい思いをする保護者が多くいるといいます。

子ども車いすの認知度を高め、子どもも保護者ものびのびと出かけられるように、福祉用品の販売などを行う「mina family」がマークを作成。代表自身も、子ども車いすを利用する子どもの母親です。

「小さな段差を越えるのにも力がいるので手伝っていただいたり、エレベーターでは扉の開閉を補助してもらえると助かります。トイレのオムツ交換台も乳幼児でない子どもには小さいので、施設では救護室のベッドが一時利用できるなど理解があれば」と代表。

データはホームページ上で無償で公開されています。

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