年も押し迫り、新年への期待や夢がふくらむころ。リビング読者に「2011年は、どんな一年にしたいですか?」というアンケートをとったところ、回答にはさまざまな“お願い事”が。
そこで、今年最後の「リビング京都」の特集では、その願いをかなえられるよう、ご利益を受けられる神社を紹介します。皆さんも、初詣での行き先の参考にして良いお年を迎えてくださいね。
リビング読者87人のアンケート結果で最も多かったお願いは、やはりというか、納得の「家族が健康で過ごせるように」ということでした(約4割が回答)。SMさんのように、「これは毎年同じ願いです!」という人が多いのでしょうね。
そのほか、「収入アップで生活が楽になりますように」(FM・40歳)、「手に職を付けたい」(KT・42歳)、「自営業なので、夫の仕事がうまくいきますように」(HY・63歳)という願いも多数。これには、不況が影響しているのかも。「子どもが希望通りの進学・就職先に…」という願いには、親心を感じます。
皆さんのアンケートを見ていると、自分のこと以外に家族が○○でありますように、と夫や子どもたちを思うお願いが多いことが分かりました。家族のハッピーが自分のハッピーにつながるんですね!
「イノシシの神社」としても知られている護王神社。足腰の健康・病気けがの回復のご利益も、このイノシシと関係があるのだそう。
「ご祭神の和気清麻呂(わけのきよまろ)公が大隈国に流罪となったとき、刺客によって足の筋を切られ、歩くことができなくなりました。そんなときに、どこからともなく300匹のイノシシが現れ、守ってくれたそうです。すると、清麻呂公の足は治り、不思議と立って歩けるようになったのだそうです」とは、同神社の禰宜(ねぎ)・本郷貴弘さん。「この故事にちなみ、足腰の守護神と仰がれているんです」
足腰の病気が良くなりますように…という願いを持つ人以外に、「年末年始は駅伝大会があるでしょう? 参拝に訪れる選手も多いんですよ」。
![]() |
![]() |
|
本殿の北側にある「足萎難儀回復の碑」。「この足形の上に立って、足腰の健康をお祈りしてもらえます」(禰宜・本郷貴弘さん) |
拝殿の前には、こま犬ならぬ“こまイノシシ”が。雄雌一対があり、護王神社のシンボルとなっています |
左)本殿の南にある「六玉稲荷大明神社」。商売繁盛を祈願する人も多いのだそう
上)こちらも参拝したい「出世石」。もともと、ほとんどが地中に埋まっていたのですが、今は、地上に。“世に出る”ということで、出世祈願の石として信仰を集めているそう
堀川通りと上御霊前通りが交差する位置に、こぢんまりとたたずむ「水火(すいか)天満宮」。ここで参拝をしたいのが、境内にある末社「六玉稲荷大明神社」です。
「人と人、人と企業の縁を結んでくださることで、就職祈願のご神徳があります」とのこと。西陣という土地柄もあって、職人が「仕事が続きますように」と祈願に訪れることもあるそうです。