連休に行きたい 府内の町おこしグルメ&スポット

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宮津 カレー焼きそばの魅力を探求

満腹地図

満腹地図は宮津商工会議所のホームページからもダウンロードできます
http://www.kyo.or.jp/miyazu/


旧三上家住宅(宮津市字河原)

重要文化財の旧三上家住宅(宮津市字河原)は、美しい白壁の造りと贅(ぜい)を尽くした座敷や庭が見どころ

問い合わせは天橋立駅観光案内所=TEL:0772(22)8030

今、宮津市民が心躍らせているグルメといっても過言ではないのが「カレー焼きそば」。

その存在がクローズアップされたのは、3年前、宮津商工会議所が路地裏の名店を紹介しようと作成した“満腹地図”がきっかけでした。「市民を中心とした取材班が情報を収集・解析したときに、カレー焼きそばを出している店が10軒ほどあるのに気付いたんです」と同所・沼野慎也さん。「今はなき平和軒という店が元祖といわれていて、おそらく50年ほどの歴史があると思いますが、現在のカレー焼きそばは、味も見た目も個性豊かで一言ではくくれません」

お店は和洋中さまざま。一見、普通の焼きそば風からスープたっぷりのものまで多種多様。昨年、90日間にわたって12軒を食べ歩くスタンプラリーを開催したところ、参加者の半数以上が宮津を中心とした丹後エリアからでした。

満腹地図の企画にかかわった杉本悠一さんによると、「店のおじちゃんおばちゃんの個性が、カレー焼きそばの魅力のひとつ」。現在確認できているだけでも12軒はあるというカレー焼きそばの店。その魅力を探ってみたいですね。

橋立海産センター瑞松苑 藤原広司さん

ジャコと昆布でとった和風だし仕立てのカレースープ。「元祖の味を研究して、今の形に到達しました」(藤原広司さん)。宮津カレー焼きそば(780円)。
宮津市国分10
TEL:0772(27)1488

カフェ・レスト絵梨奈 家城総明さん

「これはスパイシーなドライタイプ。上に福神漬けを乗せるのがウチの特徴です」(家城総明さん)。カレー焼きそば(ドライ・ウェットとも680円)。
宮津市万年1015─1
TEL:0772(22)2727

中国料理豚珍館 太田心一さん

「うちはラーメンと同じ生めんを使用。常連客の要望を聞いているうちに“つゆだく”になりました」(太田心一さん)。カレー焼きそば(730円)。
宮津市新浜1951─4
TEL:0772(25)1715

西の鯖街道 新名物!?鯖そばを食べ比べ

地図

かやぶきの里で散策も楽しんで(写真提供:美山町観光協会)

「美山・京北の魅力はなんといっても自然です。四季折々の姿を楽しんでほしいです」と中川幸雄さん

「鯖(さば)街道」というと、若狭から京都へ鯖をはじめとした物資を運んだルート。いくつかあるルートの中で一番西に位置するのが、福井県の高浜町からおおい町、京都府の南丹市美山町、京都市京北を通る“西の鯖街道”です。「地域の観光と経済のために、09年に、当街道沿線の高浜・おおい・美山・京北の4町で結束して提唱しました」と、西の鯖街道協議会の中川幸雄さん。京都では周山街道としておなじみの国道162号も、西の鯖街道の一部に。

「さらに、4町の特産品を使って作り上げたのが“鯖そば”です。若狭の鯖と、おおいや美山のそばを組み合わせた新名物。作るのは地元の人で、もちろん地元の人たちにも食べてもらっています」

鯖ずしならぬ鯖そばは、すでにファンがいるのだとか。今のところ、美山・京北で食べられるお店は3カ所ですが、今後は提供店を増やしていきたいとのこと。ドライブがてら、新名物をチェックしてみては?

河鹿荘

軟らかく煮付けられた鯖半身はボリュームたっぷり。ネギ、ミョウガ、梅干しのアクセントが利いていて、食欲を刺激します。一日限定約10食(1000円)

南丹市美山町中下向56(美山町自然文化村内) TEL:0771(77)0014
※4月28日(土)~5月6日(日)は、昼はバイキング料理のため、鯖そばは午後5時~8時30分のみ注文可

お食事処きたむら

冷たい手打ちそばの香りと甘辛く煮付けた鯖の風味が、ほどよくからみあいます。美山産のそば粉を毎日手打ちしてるため数量限定(900円)

南丹市美山町北 美山かやぶきの里内
TEL:0771(77)0146

鯖は白焼きにしてからさんしょうを入れた煮汁で炊き上げているので、青魚が苦手な人でも食べやすいかも(750円)

京都市右京区京北周山町上寺田1-1
TEL:0771(52)1700

ご当地もの続々!

京都府内には、ほかにもご当地グルメが次々と誕生しています。京丹後市の真っ黒な「黒丹バーガー」(A)は、竹炭パウダー入りの米粉のバンズでサワラのフライをはさんでいます。土佐煮のタケノコをカツにした木津川市の「京都やましろ筍バーガー」(B)は同市のイベント時に登場。八幡市の「京都・やわた筍カレー」(C)も注目です。茶どころならではの試みとして誕生した南山城の「恋志谷紅茶」(D)は、緑茶ならぬ紅茶で、5月に摘んだ新茶で作り出し7月ごろ発売予定とか。いずれも、地元の人がアイデアを出し合い、試作を重ねて生み出したものばかり。町の名物になる日も近い!?

A.丹後あじわいの郷=TEL:0772(65)4193
B.木津川市山城町商工会青年部=TEL:0774(86)3157
C.八幡市商工会特産品開発事業=TEL:075(981)0234
D.南山城村魅力ある村づくり推進室=TEL:0743(93)0102

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